恋恋―すてきなオンラインの友達出会い探し《ios or androidアプリ》Takanori Yoshidaは悪質出会い系？？  

2017年4月30日2017年5月1日

 

『繋ぎます、赤い糸！』――『恋恋』は、完全無料で使い放題のチャットアプリとありますが、これは出会い系サイトではないのでしょうか。タイトルは『恋』を想起させるものですが、アプリ説明欄では『トーク』（チャットのみ？）の面ばかり推されています。実際はどうなのか検証してみたいと思います。

 

販売業者：Takanori　Yoshida

所在地：記載ナシ

メール：お問い合わせ画面から（メール情報の記載ナシ）

 

アプリ内には、特商法表記のページがありません。したがって、販売業者も所在地も電話番号もすべて不明です。

販売業者の『Takanori　Yoshida』は、『恋恋』のほかにも、『チャットアプリ』というサイトを運営しています。『恋恋』も『チャットアプリ』もアイコンがハート形で『出会い』と書かれているのですが、アプリ説明欄では『チャット』を強調しています。出会い系サイト規制法に触れないように予防線を張っているように見えます。

 

出会い系サイトとして信用できない理由

●アプリ内での年齢確認/身分証明書確認⇒ナシ（出会い系サイト規制法違反』
平成15年から出会い系サイト規制法というものができ、18歳以下の少年少女の使用を規制するために、出会い系サイトは年齢確認をすることが義務付けられています。そのため、本来ならば、年齢確認をするのが当たり前です。
●インターネット異性紹介事業届出受理番号⇒ナシ
国に届け出を出す場合、電話番号はもちろん、住所、従業員氏名・人数など様々な情報を提出しなければなりません。情報を明記すれば受理されるので、インターネット異性紹介事業届けを行っているからといって悪質でないとは言えませんが、届け出をしていない会社は論外です。
●アプリ説明欄では『出会える』と説明しながら、利用規約で『出会い』を禁じている
アプリ説明欄で『異性交際に関する情報を送信する行為』を禁じています。このようなサイトで、未成年と出会ってしまった場合、罰せられるのは私たちのほうです。

サイトを使用してみた感想

サイトを初めると、他社の広告が下のバーに出ていることが分かります。

検索機能では、『近くの人を表示』『性別』『年齢』で絞れるようでした（『近くの人を表示』を使うためには、GPS情報を送信する必要があります）



女性のページは、下半分が広告になっており、一言メッセージと相手の住んでいる大体の場所（北関東、など）だけが見られるようになっています。



『このユーザーとトークする』という表示があったのでタップすると、ラインのようなチャット画面になりました。

とくに文字制限もなく、何度もメッセージを送れます。



何人かにメッセージを送ったあと、しばらく放置してみましたが、サクラのようにあからさまに誘ってくるメールは1件もきませんでした。

ちなみに、プライバシーのために載せませんが、一言メッセージの中にはこんな生々しいものもありました。

『彼氏とサンぴー相手男性1人、37～38歳で保田住み、保田中、箕島高卒業の男性、和歌山から大阪で25～45歳ぐらいの男性希望。内容以外はブロックさせて頂きます』（この女性にメールを送ってみましたが、連絡はありませんでした）

この女性の場合、セフレ募集、という面ではサクラのようにも見えますが、顔写真もとくに化粧っ気のない女性の写真（しかも年齢も40歳近く）を使用したり、地域をかなり限定していることから、実際に一般女性が投稿したものなのではないかと思われます。

結局、このサイトで女性とやり取りすることはできませんでしたが、完全無料のチャットサイトというのはたしかのようです。

ただし、こちらのサイトは『ライン』などの外部サイトのIDを載せていることをNGにしているほか、『異性交際に関する情報を送信する行為』を禁じているので、このサイトで出会うことはおすすめできません。

 

 

以上のことから、このサイトは☆３（５段階評価）と評価します。

たしかにチャットサイトとしては使えると思います。しかし、『出会い』目的で使用することをこのサイトが禁じている以上、このサイトを通じて実際に出会い、トラブルになったときは誰も助けてくれないと覚悟した方がよさそうです。