そのリンクは押しちゃダメ!迷惑メールの思惑に引っかかられない方法⑧
迷惑メールを見ていると、たまにすごく押してみたくなる文面に出くわすときがありませんか?
先日、私の携帯には『至急!!お母さんが大変です』というメールが届きました。
子供の頃、「お母さんが大変だから、病院に一緒に行こう!車に乗って」と知らない人に言われてもついていかないようにと担任の先生に言われたことがありますが、まさかメールの世界でも『お母さん』で釣ろうとする輩がいるとは・・・。
しかし、ばかばかしいと思う一方で、「これをクリックしたらどうなるんだろう?」と思ったことも事実です。
一度クリックするくらい、なんでもないだろう。そう思い、好奇心でクリックしてしまった私ですが・・・・・・結果は非常に後悔しております。
その経験を元に、今回は『迷惑メールのリンクを押してはいけない理由』をまとめたいと思います。
迷惑メールのリンクからサイトにアクセスするとどうなるのか
迷惑メール業者が迷惑メールを送りまくってくる理由―――それは、一言で言うと『メールアドレスを転売』するためです。迷惑メールのリンク先のURLってとても長いですよね。
あのURLにはあなたのメールアドレスに勝手に割り振ったIDが入っているんです。
つまり、そのID入りのリンク先に反応する(クリック先に飛ぶ)ということは、『迷惑メールに反応を示すカモ』だと業者に宣言するのと同じことになります。
業者はあなたが反応したことで、そのメールアドレスをまたほかの業者に売ることができるのです。
あなたのアドレスはほかの迷惑業者に転売され、さらに迷惑メールが届くことになるでしょう。
ちなみに、送られてきた迷惑メールのURLに返信しても、ほとんど送信者へは返信されません。
送信者と広告主は別に存在し、メール送信をしている業者が求めているのは送信先のメールリストだけ・・・というケースが多いためです。
ほとんどの迷惑メールは、あなたがリンク先にアクセスすると、メール送信した業者に広告主から広告料が支払われるという仕組みになっているようです。
迷惑メールが来たときの最善策とは
迷惑メールの目的が『メールアドレスの収集』であることが分かった以上、URLをクリックする必要はありません。中には詐欺サイトに誘導しようとしたり、法外な値段の課金をさせようとするサイトもあるので、拒否の姿勢を貫いてください。お金を要求されても無視。
お金をあげると言われても無視。
もちろん、お母さんが危篤だと言われても、怪しげなリンクが貼ってある以上、無視が正解です。
それでも、メールが来るとついつい見てしまう・・・という方は、携帯の設定方法を変えて、PCからのメールをシャットダウンする方法をおすすめします。
最近のコメント